Google AdSenseを利用して収益化を図る際、WordPressの無料テーマ「Cocoon」はそのシンプルさと高機能性から多くのユーザーに支持されています。
しかし、広告コードの設置やナビゲーションメニューとの重なりによるポリシー違反には注意が必要です。
本記事では、CocoonテーマでのAdSense広告コードの正しい設置方法と、ナビゲーションメニューとの重なりを防ぐ対策について解説します。
1. Google AdSense広告コードの取得
まず、Google AdSenseにログインし、以下の手順で広告コードを取得します。
- AdSenseのダッシュボードで「広告」→「広告ユニットごと」を選択。
- 「ディスプレイ広告」を選択し、広告ユニットを作成。
- 作成後に表示される広告コードをコピーします。
このコードは、後ほどCocoonの設定画面で使用します。
2. Cocoonテーマへの広告コードの設置
Cocoonテーマでは、以下の手順で広告コードを設置できます。
- WordPressの管理画面から「Cocoon設定」→「広告」タブを開きます。
- 「広告コード」欄に、先ほどコピーしたAdSenseの広告コードを貼り付けます。
- 「アドセンス表示方式」で「マニュアル広告設定」を選択。
- 広告を表示させたい位置(例:記事上、記事下、サイドバーなど)にチェックを入れます。
- 「変更をまとめて保存」をクリックして設定を保存します。

指定した位置にAdSense広告が表示されるようになります。
3. WAF(Web Application Firewall)による保存エラーの対処法
広告コードを保存しようとした際に「403 Forbidden」エラーが表示される場合、サーバーのWAFが広告コードを不正なものと誤認識してブロックしている可能性があります。
この場合、以下の手順で対処します。
- サーバーの管理画面にログインし、WAFの設定を一時的に無効化します。
- Cocoonの設定画面で広告コードを再度保存します。
- 保存後、WAFの設定を元に戻して有効化します。
※WAFの設定方法は、使用しているサーバーによって異なりますので、各サーバーのマニュアルをご参照ください。
4. グローバルナビメニューと広告の重なりを防ぐ対策
AdSenseのポリシーでは、ナビゲーションメニューが広告の上に重なり、ユーザーが誤って広告をクリックしてしまうような配置を禁止しています。
Cocoonテーマでは、以下の方法でこの問題を防ぐことができます。
4-1. ヘッダーの固定表示を解除する
Cocoonでは、ヘッダーを固定表示するとサブメニューが広告と重なる可能性があります。これを防ぐために、ヘッダーの固定表示を解除することを検討してください。
- WordPressの管理画面から「Cocoon設定」→「ヘッダー」タブを開きます。
- 「ヘッダーの固定表示」のチェックを外します。
- 「変更をまとめて保存」をクリックして設定を保存します。
4-2. CSSでz-indexを調整する
ナビゲーションメニューと広告の重なりを防ぐために、CSSでz-indexを調整する方法もあります。以下のコードを子テーマのCSSに追加してください。
cssコピーする編集する/* ナビゲーションメニューのz-indexを調整 */
.navi {
z-index: 1000;
}
/* 広告のz-indexを調整 */
.adsbygoogle {
z-index: 1;
}
この設定により、ナビゲーションメニューが広告の下に表示されることを防ぎます。
5. 広告ラベルの明示

AdSenseのポリシーでは、広告であることを明確に示すために、広告ユニットの上に「広告」または「スポンサーリンク」といったラベルを表示することが求められています。
Cocoonの設定画面で、広告ラベルを設定することができます。
- 「Cocoon設定」→「広告」タブを開きます。
- 「広告ラベル」の欄に「スポンサーリンク」または「広告」と入力します。
- 「変更をまとめて保存」をクリックして設定を保存します。
これにより、ユーザーが広告であることを認識しやすくなり、誤クリックを防ぐことができます。
以上が、Cocoonテーマを使用したWordPressブログにおけるGoogle AdSenseの広告コード設置方法と、ナビゲーションメニューとの重なりを防ぐための対策です。
正しい設定を行い、AdSenseのポリシーに準拠したサイト運営を心がけましょう。
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